【声のツナガリ】
分かっているのはお互いの声だけ。
〚ご注意〛
・アドリブ大歓迎!常識の範囲内であれば、何をやっても大丈夫です。
・キャスト様の性別は問いませんが、登場人物の性別変更は不可です。
《登場人物》
①小春(こはる)(女性)
35歳OL。所謂カワボ。夏也のことが好き。
②夏哉(なつや)(男性)
15歳の中学生。所謂爽やかイケメンボイス。千秋のことが好き。
③千秋(ちあき)(女性)
16歳の高校生。所謂セクシーボイス。冬夜のことが好き。
④冬夜(とうや)(男性)
33歳会社員。所謂落ち着いた大人の渋声。小春のことが好き。
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小春:「私達四人は、お互い顔も知らない。」
夏哉:「どこに住んでいるのか、何をしているのかも分からない。」
千秋:「年齢も、本名も、何も知らない。」
冬夜:「声だけで繋がっている関係だ。」
(間)
小春:「私のアカウント名は小春。夏哉君の爽やかさににメロメロになってる女の子!私の声は所謂カワボ!このボイチャのアプリ、『ボイコエ』の天使、なんて言われてます♪
しかしてその実態は・・・35歳の普通のOL。仕事と家を往復するだけの、寂しい日々。でもボイコエをしている時だけは、私はアイドルなのよ♪」
夏哉:「僕のアカウント名は夏哉。千秋さんのセクシーな声に熱を上げている男。僕の声は所謂爽やかイケメン声!ボイコエ界のプリンスと言われている。
しかしてその実態は・・・15歳の普通の中学生。学校では、目立たないように地味に過ごしている。だけどボイコエをしている時だけは、モテモテ好青年だ!」
千秋:「私のアカウント名は千秋。冬夜さんの落ち着いた渋声に密かに想いを寄せている女。私の声は所謂セクシーボイス。経験豊富なお姉様として、ボイコエの高嶺の花なんて言われている。
しかしてその実態は・・・16歳の現役女子高生。恋愛経験?そんなのないない!でもボイコエをしている時だけは、みんなを甘く導いてあげる素敵なお姉様なのよ!」
冬夜:「俺のアカウント名は冬夜。小春のあまりの可愛らしさに日々ときめいてる男。俺の声は所謂落ち着いた大人の渋声。ボイコエ界随一の包容力がある男と言われている。
しかしてその実態は・・・33歳のオタク会社員。これまで追いかけてきたアイドルは数しれず。気持ち悪いと言われようが、引かれようが思うがままにやってきた!だがボイコエをしている時だけは、男女問わず癒しを与える大人の男性だ!」
(公開トーク中)
小春:「夏哉君は〜、どんな女の子が好きなの〜?」
夏哉:「うーん、そうですね。僕は女の子はみんな可愛いと思います!」
千秋:「プレイボーイね。さすがプリンス。」
夏哉:「そう言う千秋さんはどんな人がタイプなんですか?」
千秋:「そうね。私は私と対等に渡り合える男かしら。」
冬夜:「さすがだね、千秋。でも君と対等に渡り合える男なんているのかな。」
千秋:「あら、冬夜は渡り合ってくれないの?」
冬夜:「俺は対等に渡り合うより、守りたくなるような女の子に惹かれるからね。」
小春:「え〜?それって、小春みたいな〜?」
冬夜:「そうだね、小春は守ってあげたくなるね。」
小春:「でも小春は、なんでも一緒に楽しんでくれる明るい人がいいな〜♪」
千秋:「夏哉君みたいな?」
夏哉:「え?僕?」
小春:「うん!夏哉君みたいに爽やかな男の人って好きだよ!」
夏哉:「いやぁ、照れますね。」
小春:「え〜!夏哉君が照れてる顔みたいなぁ!DMに写真送って〜!」
冬夜:「無理を言ったらダメだぞ、小春。夏哉が困っているじゃないか。」
千秋:「そうよ。そこはお互い不可侵じゃなきゃ。この四人でボイコエを続ける上でのルールでしょ。」
小春:「えー!(不満)」
夏哉:「ごめんね、小春ちゃん。」
小春:(もう!もしかしたら写真貰えるかもしれなかったのに、なんで邪魔するのよ!絶対素敵なんだろうなぁ、夏哉君!私のカワボで落とすわよぉ!)
夏哉:(あぶないあぶない。写真なんか送ったら、僕が中学生だって事、バレちゃうじゃないか。中坊なんて、絶対千秋さんと対等にはなれないよな。あぁ、今日も素敵なセクシーボイスだ。鼻血出そう。)
千秋:(冬夜、守ってあげたくなるような子が好きなんだ。守ってあげたくなるような女の子・・・。私の路線とは真逆だわ。あぁ、どうしたら振り向いてもらえるのかしら。)
冬夜:(今日も小春たんかわゆすなぁ。ハスハス。あの声から察するに、小柄で目がクリクリのツインテールとみた!上目遣いで見つめられた日にゃぁ!かーーー!たまらんわい!)
千秋:「私この間、コーヒーを飲んでいたら、手が滑ってカップを割ってしまったの。破片を集めていたら、手を切ってしまって。」
夏哉:「それは危ない!深く切ってしまったんですか?」
千秋:「いいえ、そこまでは深くなかったわ。ありがとう、夏哉君。」
冬夜:「傷口に破片が残っていたら大変だ。きちんと濯いだのかい?」
千秋:「ええ、大丈夫よ。」
小春:「小春も!小春もクッキー焼いてたら、オーブンで火傷しちゃったの!痛かったなぁ!」
冬夜:「大丈夫かい?小春。君はおっちょこちょいだから、気をつけないと。」
夏哉:「ちゃんと冷やしておくんですよ。君の綺麗な肌に、跡が残ったら大変ですから。」
小春:「えへ♪ありがと〜!大丈夫だよ、夏哉君!」
小春:(夏哉君に心配してもらっちゃった!嬉しいっ♪夏哉君って、何歳なんだろう。20代後半くらいかな?ちょっと年下だけど、年下彼氏♪いいわよね♪)
夏哉:(千秋さん、意外とドジっ子なんだな。そんな所もギャップがあって可愛い。セクシーでドジっ子なんて、最強じゃないか!何歳くらいなんだろう?年上お姉様。素敵だなぁ。)
千秋:(守ってあげたい女アピール、冬夜さん、気づいてくれたかしら?露骨すぎたかしら?大丈夫よね?包容力満載だったなぁ、冬夜さん。何歳くらいなのかしら。年上男性、素敵!)
冬夜:(はぁー!小春たんカワユスカワユスカワユス!!拙者が舐めてあげるでごわすぅ!ぺろぺろぺろ!何歳くらいなのかなぁ?10代?だったらさすがにやばいでごわすかなぁ?)
夏哉:「ボイコエ民の中では、僕達四人の事をカップリングして楽しんでるみたいですけど、皆はどう思います?僕は冬春コンビが推しですね。冬夜さんの落ち着いた声と小春さんのカワボがしっくり来るって言うか。」
冬夜:「(オタクノリで)夏哉!ありがとう!ありがとう!そうなんでごわすよ、小春たんの可愛い声を俺の声がひきたててるって言うかさ!これぞまさに至高でござるぞー!!」
千秋:「・・・え?冬夜さん?」
小春:「・・・え?なんか雰囲気が・・・。」
冬夜:「あ、えっと、・・・そう言って貰えると嬉しいな。(取り繕う)」
小春:「・・・あ、えと、でも小春は秋冬の大人コンビも捨てがたいなって思うよ♪」
千秋:「(女子高生ノリで)だよねだよね!!お互い落ち着いてる声だからこそ、素敵な雰囲気で話せるって言うかさぁ!やっぱありだよねー!」
夏哉:「・・・え?千秋さん?」
冬夜:「・・・どうした?」
千秋:「あ!・・・えと、冬夜と話していると、落ち着いて話せるからいいわよね。(取り繕う)」
千秋:(間違った!嬉しくて思わず素が!変に思われなかったかなぁ。でも冬夜さんとカップリングなんて、嬉しくて!・・・でも、さっきの冬夜さん、ちょっと変だったな・・・。)
夏哉:(千秋さん、なんか可愛かったな。もしかして、思ってるより若いのかな?地味な中坊でも、もしかしたら相手にしてくれるかも。・・・鼻血出そう。)
冬夜:(しまったぁぁぁぁぁ!小春たんとのカップリングが嬉しすぎて、テンションが上がってしまったぁぁぁ!拙者は大人!拙者は大人だぞぉ!・・・でへへ♪あぁ!ダメだ!大人になりきれないでごわす!)
小春:(さっきの冬夜さん、ちょっと気持ち悪かったな。『たん』って、『ですぞ』って言ってた・・・。千秋ちゃんもなんかキャラおかしかったし。小春も気をつけなくっちゃ!てへっ♪)
千秋:「でも、やっぱり春夏コンビには負けるわね。二人は爽やかで羨ましいわ。」
小春:「(おばさんっぽく)でっしょー!そうだと思ったのよー!私達が一番よねー!」
冬夜:「・・・え?小春?」
夏哉:「・・・雰囲気が・・・。」
小春:「あ!え、えと、嬉しいな♪てへっ♪(取り繕う)」
冬夜:「・・・えーと、でも秋夏コンビもお姉様に導かれる爽やか好青年って感じでいいよな。」
夏哉:「そうなんですよ!童貞の僕を導いてくれるお姉様って感じが堪らないですよね!いやぁ、千秋さんの声を聞く度に、もう鼻血が出そうで!」
小春:「え?」
冬夜:「え?」
千秋:「え?」
夏哉:「・・・あ!えっとー・・・。」
夏哉:(どうしようどうしようどうしよう!あんなにはっきり言ってしまったら、もう取り繕えないぞ!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!)
小春:(え!?え!?夏哉君、童貞!?どんだけ若いの!?それとも仙人になるの!?私もやらかしたけど、全部吹っ飛んだ!)
千秋:(夏哉君・・・そうなんだ。え?もしかして歳近い?もしかして夏哉君との方がお似合いなのかな。そしてもしかして、小春は結構歳上なのかな?)
冬夜:(夏哉、それはそれで、お前には付加価値が付くんだ!だけど小春たん、なんかすごいおばちゃんっぽかったな。声は若いけど、言い方が同年代の雰囲気を感じるでごわす。)
(非公開トーク中)
千秋:「・・・えーと、ここまでの話は全部公開されちゃったけど、ここからは非公開で話しましょう。
ここまで来ちゃったら、皆ぶっちゃけない?」
冬夜:「・・・あぁ、私は賛成だ。このモヤモヤした感じのまま終わりたくないからな。」
小春:「そうだね♪小春も皆の事知りたい!」
夏哉:「・・・分かりました。もう、どうでもいいです。」
冬夜:「そう悲観的になるな、夏哉!童貞はな、おば様方にモテるぞ!『夏哉君可愛い!』ってな!」
夏哉:「・・・僕は、実はまだ15歳です。まだまだこれからなんです!頑張りますので、千秋さん!僕と!僕と・・・!」
千秋:「えぇ!?15歳なの!?
・・・実は私も、16歳なの。私も恋愛経験とか本当にないの。声だけでセクシーなお姉様って言われて、経験豊富って言われてるけど、そんなの知ったかぶりで雰囲気で話してただけなの。」
冬夜:「そうなのか!?すごい大人っぽい声だなー!20代後半かと思ってたよ。
俺は33歳だ!普通の会社員だけど、一つ隠していたのは、拙者が筋金入りのオタクだって事だ!今は小春たん一筋だ!」
小春:「やっぱり!さっきから、そんな感じはしてたわー!小春たんとか言うからさ、あれ〜?って!
えーと、・・・私は・・・私は・・・とっても言いたくないんだけど。引かないでね?・・・35歳OLです。」
冬夜:「えぇ!?」
千秋:「えぇ!?」
夏哉:「えぇ!?」
小春:「もー!だから言いたくなかったのにぃ!」
千秋:「一番年上?」
小春:「・・・そうだね。」
夏哉:「同年代だと思ってました。」
小春:「・・・。」
冬夜:「拙者はそれでも小春たんが好きでごわす!」
小春:「!冬夜さん。」
夏哉:「僕は千秋さんが好きです!歳が近いってわかって、凄く嬉しいです!」
千秋:「え!夏哉君。」
(小春と千秋、お互い出方を伺う)
小春:「・・・。」
千秋:「・・・。」
小春:「・・・なんだかんだ言って、女は好かれた男と一緒にいる方が幸せになれるって言うし。」
千秋:「・・・歳が近い方が上手くいくかもしれないし。」
小春:「幸せになりたいし♪」
千秋:「カップル成立って事で!」
冬夜:「おぉっ!!やったぁ!!」
夏哉:「うれしいです!!」
小春:「これからも、この四人でいっぱい話そうね♪」
千秋:「でもたぶん、これからは非公開トークの方が多くなりそうだけどね。」
夏哉:「それはそれで、素で話せて幸せです!」
冬夜:「愛も語れるでごわすな!ハスハス!」
(間)
小春:「私達四人は、お互い顔も知らない。」
夏哉:「どこに住んでいるのか、何をしているのかも分からない。」
千秋:「だけど、これからはお互いを知っていこうと思う。」
冬夜:「俺達は、愛と友情で繋がっている。」
END
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